保険診療内容
アトピー性皮膚炎
ガイドラインに基づいた治療を心がけております。保湿剤、ステロイド外用剤、タクロリムス(プロトピック軟膏)などの外用療法を主体に、かゆみが強い場合は抗アレルギー剤を併用します。難治の場合漢方薬も併用することもいたします。それでも良くならない場合はナローバンドUVB照射を考慮いたします。6ヶ月たってもよくならない最重症者には注射薬(デュピクセント、アドトラーザ、イブグリース、ミチーガ)をお勧めする場合もあります。また新しいタイプの外用剤(コレクチム、モイゼルト、ブイタマー)も使えるようになりました。
ニキビ
ニキビには従来のイオウ製剤、抗生物質の外用以外にディフェリンゲル、ベピオゲルなどが新しく加わりその合剤であるデュアックやエピデュオゲルなども使用可能になってきました。それでも治まらない場合は内服薬を考慮いたします。内服には主に抗生剤と漢方薬を処方しております。
尋常性乾癬
乾癬に対しては軽症であればステロイド外用剤、ビタミンD3外用剤が使われます。また、この二者の混合剤(ドボベット軟膏 フォーム・ゲル、マーデュオックス軟膏)やブイタマークリームも使えるようになりました。無効の場合はナローバンドUVB照射を行います。最近副作用の少ない内服薬オテズラ、ソーティクツも使えるようになりました。それでもよくならない場合は関連病院と連携して始めることが多いですが、生物学的製剤の注射も可能です。
手術
当院では毎年170件前後の手術を行っております。定期手術は火曜日は午前中、木曜日は午前中から行っております。また外傷などでは緊急手術も行っておりますが腱や骨にまでおよぶ外傷には対応いたしかねます。
原発性多汗症
多汗症の治療薬として腋窩用(エクロックゲル・ラピフォートワイプ)、手掌用(アポハイドローション)が使用可能です。緑内障、前立腺肥大、重症筋無力症、マヒ性イレウスの患者さんは使用いただけない場合があります。
接触皮膚炎
いわゆるかぶれです。原因物質が疑われる場合持参いただければパッチテストを施行いたします。また金属パッチテストは一部の金属を除いて試薬の用意があります。48時間後、72時間後、1週間後に再受診していただき判定させていただきます。
掌蹠膿疱症
掌蹠膿疱症でも尋常性乾癬とほぼ同様の治療を行います。ナローバンドUVB照射やPUVA療法も行います。内服ではオテズラとビオチンも処方しています。生物学製剤も使用可能なものもあります。
じんましん
じんましんには抗アレルギー剤がつかわれます。無効の場合は増量、抗アレルギー剤の併用を行います。それでも治まらない場合は胃薬や喘息薬を併用する場合もあります。それでも収まらない場合は短期間のステロイド内服や生物学製剤(ゾレア・デュピクセント)の使用を考慮いたします。また新規の内服薬としましてラプシドの製造、販売が承認されました。なお運動誘発性アナフィラキシーは命にかかわるため注意が必要です。
帯状疱疹
帯状疱疹は末梢神経に沿って片側性に生じる皮膚疾患でおおくは痛みを伴います。新しい内服薬は1日1回内服でよく今までの内服薬より効果が高い印象があります。また遺伝子組み換えの帯状疱疹ワクチンは効果があるといわれており、おすすめしています。
尖圭コンジローマ
尖圭コンジローマはいぼの一種です。いぼと同じように液体窒素凍結療法を行いますが外用薬(ベセルナクリーム)も有効です。多くは難治ではあります。癌化するものもあるためしっかり治療いたしましょう。
水虫
水虫はカビの一種白癬菌の感染症です。最近は1日1回の外用で有効なものが増えています。足全体に塗ってください。爪水虫は難治ですが最近は3か月内服すればよい薬も出てきました。いままでの薬よりも内服期間は短くなり治癒率は高くなっています。また最近の爪水虫の外用薬でも内服薬よりは効果は劣りますが治癒する方も出てきております。
悪性リンパ腫
皮膚悪性リンパ腫(菌状息肉症)はまれな疾患ではありません。広範囲に無症状な皮疹が半年以上治らない方は注意が必要です。
円形脱毛症
最初は育毛剤の外用、無効の場合はステロイド外用剤、ステロイド局注、内服や接触免疫療法、ナローバンドUVB照射を行います。
また重症例では新たにJAK阻害薬といわれるお薬が使えるようになりました。使用には事前の検査が必要です。